柔らかな食感、マイルドな辛み、豊かな香りが特徴

厳寒期にはハウス内を加温して生産しており、主に３〜９月頃まで産地をリレーしながら収穫しています。 柔らかな食感にマイルドな辛み、豊かな香りが特徴です。 アメ色の囲いしょうがと違い辛味が少ないので、辛さが苦手な方にもおすすめです。

ほんのり紅色と白のコントラストが美しい「ハウスしょうが」

通年出回っている囲しょうがと違い、真っ白で美しい「ハウス新しょうが」は、ハウス内に秋に植え付け加温栽培するため、春からの収穫が可能となります。収穫後は水洗いし、そのまま出荷するため、肌が白いのが特徴です。

生産のこだわり

白い肌と茎元の赤が「ハウス新ショウガ」の特徴です。

厳寒期にハウス内を加温して栽培し、収穫後すぐに出荷します。

定植から収穫までに５回程土あげをし、土をしっかりとかぶせて上に上にとのばすように栽培することで、繊維質が少なく辛味の少ないみずみずしいショウガが出来上がります。

栽培している地域の土は粘土質で、水の管理が難しい場所です。

しかし、生産者みんなで試行錯誤しながら栽培に努め、良い品が出荷できるように心掛けています。

新ショウガの栽培では、水を与えるタイミングや量、施肥管理などが大事。

収穫するイモの部分は土に隠れているため、葉や樹の状態を見ながら判断するのが難しいところです。

また、冬の風がハウスに入らないように、温度管理をしっかり行うようにしています。

ショウガは病気にかかりやすく広がりやすい作物で、風で葉がこすれて傷ができると病気になってしまい、土の中のイモにも影響するからです。

新ショウガは水分が多く鮮度が大事で、繊維質が少なくシャキシャキした食感が楽しめます。

サラダなど生食の他、天ぷらや肉巻きにすれば、メイン料理にもなり、新ショウガのおいしさをダイレクトに味わえます。

ぜひたくさんとってもらえる料理に使ってほしいです。

インタビューに協力してくださった方

ＪＡ高知県春野生姜部会

▪生田 幸孝(いくた・ゆきたか)部会長